校正とは?校正の大切さとチェック方法
校正とは、文章に誤りがないかをチェックし、修正することです。正しい文章を書くためには、校正は欠かせない作業です。
仮に校正作業をしないままの文章を掲載してしまうと、読者からは、読みにくい、わかりにくい文章と判断されてしまい、最後まで読まれず離脱されてしまいます。また、誤字脱字が多い文章は、せっかく内容が良いものでも、信頼を失ってしまうことになります。
そのようなことにならないためにも、ライティングの後は、文章校正をしっかりと行わなければなりません。
以下では、校正のチェック方法について記述いたします。
目次
チェック方法
校正の手段としては、下記の5点となります。
- 声に出して読む
- 印刷してチェックする
- 時間をあけてから、再度チェックする
- チェックリストを作成する
- 文章校正ツールを活用する
1. 声に出して読む
文章の読みやすさ、リズム、テンポの悪さなどをチェックします。
2. プリントアウトしてチェックする
可読性、視認性の観点からパソコンの画面では読みにくいため、プリントアウトすることをおすすめします。パソコンの画面を2、3回見直した後でも、プリントアウトをして、印字した紙を読んでみると、単純な誤字を見つけてしまうこともしばしばです。
3. 時間をあけてから、再度チェックする
自分が書いた文章をチェックするのは難しいです。時間をあけてから再度チェックしましょう。また、第三者に確認してもらうこともおすすめいたします。
4. チェックリストを作成する
チェックポイント | 例 | |||
---|---|---|---|---|
1 | 文字 校正 | 表記が正しいか | 表記ルール(記者ハンドブックなど)のチェック | ✗ して下さい ○ してください |
2 | 特別な表記ルール(固有名詞の書き方など)のチェック | ✗ サーバ ○ サーバー | ||
3 | 脱字がないか | ✗ あとうございました ○ ありがとうございした | ||
4 | 誤字がないか | ✗ コミニュケーション ○ コミュニケーション | ||
5 | 表記ゆれがないか | 時々 と ときどき 英数字の全角、半角 | ||
6 | 用語の不統一はないか | 証拠 と エビデンス | ||
7 | 文章 校正 | 内容が正しいか | 数字/固有名詞/URLが正しいか | ✗ 2022年(令和3年) ○ 2022年(令和4年) |
8 | 記載している情報が正しいか(情報ソースと突き合わせチェック) | |||
9 | 法的に正しいか | 著作権法/景品表示法等の法律に反していないか | ||
10 | 読みやすいか | |||
11 | わかりやすいか | |||
12 | 伝わりやすいか | |||
13 | 全体 校正 | ライティングの目的に合致したものになっているか | ||
14 | ターゲットに合致したものになっているか |
5. 文章校正ツールを活用する
文章校正ツールにはさまざまありますが、今回は身近な校正ツールと、オンライン上で利用できる無償の校正ツールを紹介いたします。
Microsoft Word
オフラインで使用するなら、Word(ワード)の文章校正ツールがおすすめです。自動で下記の4つをチェックしてくれます。
- 誤字脱字
- タイプミス
- 表現(言い回し)の誤り
- 表記ゆれ
PRUV(プルーフ)
PRUV はユーザー登録不要で1度に40,000字までチェック可能。「表記ゆれ」「ら抜き言葉」「二重敬語」「二重否定」といった基本的な間違いを検出できるだけでなく、ユーザー登録(無料)すると、自分だけのチェックルールを登録した辞書を作成できるのが大きな特徴。
ENNO(エンノ)
日本語に特化したオンライン文書エラーチェックサイト。ユーザー登録が不要で、「誤字脱字」の他に「タイプミス」、「スペースのエラー」、「変換ミス」、「入力後の編集ミス」、「文字化けの有無」もチェックできます。上述の「PRUV(プルーフ)」と同時に活用することをおすすめいたします。
漢字使用率チェッカー
文章のよみやすさの観点から、漢字の使用率を知ることはとても大事です。無償の校正ツールにはこの機能が備わっていないため、こちらも併用して活用することをおすすめいたします。